2010年08月24日

地域交通セミナー

今日は都内で開催された「生活交通を地域が担う・保障する〜買物支援のソフトインフラ確保方策」というセミナーに参加してきました。

最近、よく聞かれるいわいる「買物難民」対策についてですが、買物難民対策というのは実は課題となる領域が非常に広くて、結局は超高齢化時代においてどのようなまちづくりをすべきかという問題と同義語といえます。

1日目の今日は2人の先生からの講義でした。

まず、帯広畜産大学の杉田聡教授からは、高齢者の買物の実態についての調査報告をしていただきました。一言でいえば、歩くことに苦労している高齢者にとって買物がいかにたいへんなことであるか、行政も市民ももっと実態を知るべきという内容でした。

例えば、買物に徒歩で行く場合に、100M歩いては休んでというような移動をしているのにベンチなど休めるところがまったくないととや、そもそも立地法の影響で歩ける範囲で買物がでる商店街がなくなったことについて、詳細な状況報告がありました。特に「商店密度」を重視したまちづくりが重要であるとのご提言でした。

次に福岡市の交通計画課長から福岡市内のバス交通の維持について取り組みを紹介いただきました。福岡市も千葉市と同様に市バスを持っていない自治体で、やはり千葉市と同じく民間のバス事業者が撤退した路線に税金を投入してコミュニティバスを運行させるという方式をとっています。

それほど目新しいことはなかったのですが、こうしたコミュバスの維持には住民の協力(たくさん利用してもらう)が欠かせないですし、また、住民自身も路線維持のための責務を一定程度追わなければとても行政だけではやっていけないという現場の苦労話をしていただきました。

コミュバスについては市の補助金と利用者負担という財源では人口減少社会を考えるととても無理があり、地域住民にも協力をしてもらうような仕組みが必要ではないかとのことでした。

それと福岡市では「生活交通条例」という条例を議員発議で検討しているそうです。この条例は高齢者や障がい者を含めて住民の足の確保をしていくことを目指す条例だそうです。
posted by 鈴木友音 at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/160456573

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。