2010年04月09日

千葉市の財務諸表が公開される

今日は幕張駅で朝の街頭演説をいたしました。まだまだ肌寒いですね。

さて、つい先日、千葉市の財務諸表(財務四表)が公開されました。

千葉市の財務書類のHP

といってもピンとこないかもしれませんが、これはとても画期的なことです!

そもそも自治体などの公会計は現金主義・単式簿記で処理が行なわれるため、いわいる決算書をみても一般の人には何がなんだかさっぱりわかりません。

これまでの決算書や決算書をわかりやすく一枚の紙にまとめた「決算カード」も、単年度の収支や、行政用語としての財政状態の指標はわかりましたが、いわいる民間企業で作成されている貸借対照表や損益計算書などについては、きちんとしたものがありませんでした。

千葉市で今回作成された財務四表は、総務省が推奨する形式の中でも最も民間の財務諸表に近い手法を採用しており、企業の財務諸表が理解できるひとであれば、ある程度理解できます。

参考までにどの財務諸表がどの4表にあたるのかというと

企業   千葉市

貸借対象表 → 貸借対照表

損益計算書 → 行政コスト計算書

株主資本等変動計算書 → 純資産変動計算書

キャッシュフロー計算書 → 資金収支計算書

となります。

ただし、純資産変動計算書は企業の変動計算書とかなり違います。また、行政コスト計算書といっても損益計算書のように当期の全ての収入と費用が計上されているわけではありません。

そこで行政コスト計算書(営業損益を計上)と純資産変動計算書(営業外損益を計上)でひとつの損益計算書と考えた方がわかりやすいと思います。

したがって純資産変動計算書の「当期変動額」が当期純利益として、貸借対照表の純資産に加算されるという見方になります。

今回の財務四表はとても参考になる資料なのですが、残念ながら千葉市と同じものを作っている自治体が少ないことと、今回が1年目ということで、比較検証ができないので、今はあまり役にはたちません。

しかし、10年後には多くの蓄積がなされますので、市長の通信簿のようなものも作れるようになり、市長選挙で投票する時の重要な判断材料になりうると思います。
posted by 鈴木友音 at 19:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
千葉市は、財政危機といいます。
昨年までは、モノレールは延伸しかないと言っていた。

前の市長、市の幹部は何をしていたのか、議員も。

市長が変わり、流れが変わってよかった。

以前の議会は本当に機能していたのか疑問・・・
Posted by 市政応援 at 2010年04月10日 09:38
私も議会に入る前から同じ感想を持っていました。

千葉市だけでなく世界中の議員の関心は財政再建よりも、新しい事業を実現させることに重点があるように思います。

「○○を削減しました。」よりも「○○を実現させました。」のほうが市民に対する受けがよいのが実態ですから。

厳しいことも言える議員がもっと増える必要がありますね。
Posted by 友音 at 2010年04月12日 17:52
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