2010年03月19日

熊谷予算案は委員会で否決

熊谷市長が議員の当時からずっと意を同じくして、市長選挙もともに闘った仲間としては、否決は本当に残念です。

しかし、議会もまた民意であります。

まだ明日の本会議の採決がどうなるのかわかりません。

とりあえず、今日私が自民党と共産党の熊谷予算を組み替える動議についての質疑を行いましたので、その項目だけお知らせします。

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1回目
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【自民党への質疑】

まず動議のうち1の「組み替えを求める理由」についていか伺います。

1.「不徹底な事業見直しにより発生する収支不足を市債管理基金から借り入れようとしている」との指摘がありますが、自民党として市債管理基金からの30億円の借り入れを行わないための具体的な方策についてお示しください。

2.「苦労のいらない人件費の削減にも手をつけ、最後の砦を使っている。」との指摘があるが、今回の職員給与の見直しは明確に反対するということでよいのでしょうか。また、反対する場合には、人件費を戻した時にかかる増額分36億円についてどのように捻出するべきと考えるのかその具体的な方策もあわせてお示しください。

3.「この中途半端な行財政改革では、将来世代にツケを先送りすることになり、断じて認めることはできない」としているが、そもそも将来世代へのツケである1兆円を超えるまでに市債残高が積み上がってしまった原因は何とお考えか、ご見解をお聞かせください。

次に3の組み替えの内容について個別に伺います。

4.新規事業である成年後見支援センター設置にかかる2250万円については、その経費の多くが既に在籍している市職員2人の人件費と思われるが、同センターの設置を見直すことで、実質的にいくらの削減効果を見込んでいるのか。

5.「市長自らがわざわざ出向く必要性が低いと思われる出張経費を見直す」として、ホームタウン推進のためのキャンプ地激励経費と国際経済交流のうちヒューストン市への渡航経費で計237万円を上げているが、これは単に市長の出張をやめさせるということなのか、それともこれら事業そのものを取りやめるということなのか、それぞれについてお聞かせください。

6.区民ふれあい事業3090万円のうち、区民祭りを含む自主事業の中身の見直しと、区民対話会の凍結を求めているが、結果として自主事業の見直しによる削減効果額と、区民対話会の凍結により削減効果額はいくらになるのか

7.特別養護老人ホーム「ゆうゆう苑」の施設整備助成9,942万円については、私も一般質問を聞く限りでは当法人の運営には多くの疑義があったことは理解いたしますが、しかし、仮に「ゆうゆう苑」が辞退したとしても、特養ホームの待機者が現在約1900人もいらっしゃる現状を考慮すれば、この財源は直ちに新たな事業者を公募して、特養ホームの整備に活用されるべきと考えるが、ご見解をお聞かせ下さい。

8.東京事務所運営2510万円について、活動拠点を庁舎内に設置するか、若しくは規模を縮小し、経費削減に努めるとしていますが、東京事務所運営にの経費のうち現在入居している都市センターの支払い賃借料は1300万円程度であるので、結局のところこの見直しによる削減効果額はいくらと見積もっているのか

9.小学校給食調理委託化2億9535万円については、委託による経費増の縮減を図るか、若しくは委託を中止し、直営業務への再検討を求めるとしています。しかし、今回の委託化によって市の実質的な費用増は約7000万円程度でありますので、この見直しにより経費の圧縮がどの程度見込まれるのか

10.また、今年度末を持って23人の調理業務の職員が退職するが、委託化を中止した場合に、(委託であればすでに来月からにむけた準備に入っている)この4月8日から開始される給食の調理はどうすのか、人員補充を含めた体制整備の具体的な方策があればお示しください。

11.市営住宅宮野木第1団地第二期建替(1億5150万円)については規模の縮小を図るとするが、当該事業は45%にあたる6750万円が国からの交付、さらに8300万円が市債を活用することになっているため、市が自由に使える一般財源は340万円にすぎません。そこで、宮野木団地の立替について具体的に個数を何個減らし、その結果、市が実際に活用できる財源がいくら捻出されるのかお聞かせください。

12.舗装改良のうち、特定経路などのバリアフリー事業(1億2100万円)については、出来る限り事業の延期を求めるとしているが、同事業の財源は1億2100万円のうち1億2000万円が市債であため、延期による経費削減の効果額はキャッシュフローで実質100万円になると思いますが、延期により市が実際に活用できる財源がいくら捻出されるのかお聞かせください。

13.自主財源を確保するということでネーミングライツや寄付、新たな広告収入、自動販売機の目的外使用料の適正化をあげているがどの程度の収入増となると見込んでいるのかお答えください。

14.また、これらの収入増加対策はすでに財政健全化プランに掲げている取組みも含まれており、本来であれば今後4年間で見込まれる1321億円もの収支不足の補てんに使われべきもので、この収入を動議で求めている削減された事業を復活させるための財源に充てることは、結局のところ将来の収入の先食いをしていると考えるが、ご見解をお聞かせください。

15.県単独補助金の一般市並みの支出を求めるとして14億4320万円の歳入を見込まれているようですが、千葉県の来年度予算案には千葉市に対してこれだけの額の補助金を出すという内容が盛り込まれているのかお答えください。

【共産党への質疑】

1.昨年における動議との大きな違いは何か

2.組み替えの内容で大型開発公共事業の見直しとして千葉駅西口再開発、黒砂台線、蘇我スポーツ公園、新港横戸町線の整備の4つの事業を上げておりますが、すでに完成近くまで進捗している事業もありますが、見直すとした場合に、具体的にどのように見直した方がいいとお考えか、また、事業をどのように収束させていくのかお聞かせください。

3.蘇我スポーツ公園整備について6億1150万円の歳出を削減するとされています。これは債務負担により既にURに取得してもらった土地を千葉市が再取得しないということになり、すなわち債務不履行に当たると思いますが、これにより千葉市の返済能力について市場に動揺を与え、結果として千葉市の資金繰りに多大な影響を与え、結果として市民生活にも大打撃を与えかねないことがと、考えますがご見解をお聞かせください。

4.雇用の機会を増やすとしてますが、長期に安定した雇用をどういった業種でどのように生み出すべきとお考えかお聞かせください。


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2回目
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動議において削減や見直し対象となっている事業の総事業費は7億6892万円でありますが、現実的に見直すことができ、ほぼ確実に他の事業費に回すための財源となりうるのは多く見積もってもわずか8000万円程度にすぎません。

従って、執行部の予算原案で減額された事業について復活させた場合の事業費3億6000万円を捻出するには遠く及ばず、また、ご提案された広告料収入などの収入確保策により不足分を補ったとしても、それは本来今後の収支不足を補うために必要な収入であり、それを使ってしまうことは、結局、組み替え動議の提案理由である「将来世代にツケを先送りすることになり、断じて認めることはできない。」という考えに反するものではないかと思われます。

そこで、お尋ねしますが、将来世代にツケを先送りしてしまうのは、執行部の予算原案ではなく、むしろ自民党の組み替え動議のほうであると思われるが、ご見解をお聞かせください。
posted by 鈴木友音 at 00:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
議員時代から熊谷市長を応援していた者としては、委員会で否決されたことは残念に思います。数の力による市長への嫌がらせでは?鈴木議員のご尽力に感謝します。今日の本会議傍聴行くつもりです。
Posted by 稲毛駅利用者 at 2010年03月19日 07:14
コメントありがとうございます。

市長への嫌がらせのように思われる市民も多いと思いますが、きっと議場での討論を聞いてもらえれば、決してそうではないことがわかっていだだけると思います。

それぞれの立場で、千葉市をよくしていきたいと思った結果が、今回のことに繋がったのだろうと私は思います。
Posted by 友音 at 2010年03月20日 18:00
ネットでライブを見ていました。
嫌がらせは無いと思います。嫌がらせであれだけの内容を言う事は無理です。本当に調査された結果だと思います。
それに、来年の今頃は、統一地方選挙なので、本当に嫌がらせなんてしたら、市民が厳しい結果をくだすと思います。現市長になって、見える化をしている以上、市民も勉強しているはずなので。
Posted by 匿名 at 2010年03月20日 23:12
ネットの中継を見ていた方も多いみたいですね。

常にああいった議論を議会でしていかないといけないと私も痛感しました。
Posted by 友音 at 2010年03月23日 18:53
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