2010年02月02日

自治体財政講座2日目

今日の講義は以下のようなカリキュラムでした。

1.「説得から納得の政策形成−図解コミュニケーションで行政改革」多摩大学 久恒啓一教授
2.「地方債の動向と自治体財政−世界経済と自治体」東洋大学 稲生信男教授

まず久恒先生ですが、先生の講義は抜群に面白い内容でした。まさに目からうろこでした。

内容はいたってシンプルなものです。仕事でも本でも世界経済でも、なんでもA4の一枚の図にしてみようというものです。

先生いわく現在人は文書中心主義に偏りすぎで、文章力ある人間ばかりが出世しているために、組織がうまくいっていないということだそうです。

そして、会社も行政もあらゆる組織のトップの悩みは「わが社には考える社員がいない」ということだそうです。

そこで、一枚の図に描いて説明するというトレーニングや実践を繰り返すことで考える力が飛躍的に結びつくのだとのことでした。

さらに、行政改革、特に職員の意識改革のために「図解」を使えということだそうです。
確かに役所はおそろしいまでの文書中心主義ですから、図を使って説明させるくせをつけてもらうだけども大きな変化が生まれるかもしれません。

先生は実際に大崎市の行革を手伝ったということで、その事例も調べてみたいと思います。

さて、講座の最後は稲生先生ですが、ようやく講座のタイトルどおり自治体財政に関する内容でした。他の先生も財政の講義のはずなのですが実際には専門領域の話ばかりで財政の話はおまけでしかしていただけませんでしたので、たいへん勉強になりました。

とくに、小泉改革以降から、自治体の資金調達がいかに市場にさらされているのか、財政規律をきちんといなければ市場の厳しい視線に耐えられず、自治体の自主的で効率的な資金調達ができなくなるというお話でした。

まさに、千葉市がいま抱えている財政危機の話と言うのは、要するに資金繰りに支障をきたさないように、予防をしていこうという話です。

自治体と言うのは短期・長期に関わらず様々なかたちで金融機関から資金調達をしています。これは税の収入のタイミングと実際の支出とに時間差があるためです。資金がうまく調達できなけれ行政サービスを切れ目なく提供することはできません。したがって市場の信用は自治体の安定的な運営のためには欠かせません。

これをどう維持していくのかが千葉市の課題なのです。
posted by 鈴木友音 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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