2011年02月28日

35のスポーツ施設の指定管理者選定議案が廃案へ

今日は教育未来委員会での審査に委員として質疑・採決を行っていました。委員会では市長が提出した9本の議案について議論、採決がありました。

今回の議会には、公共施設の管理を任せる企業や団体を決めるための30本の指定管理者の議案が出ています。

このうちのひとつである「高洲市民プール他34施設」という議案だけが教育未来委員会で自民党と共産党によって「継続」という決定がされ、議員が4月で改選となるため、事実上の廃案になる見込みとなりました。

共産党については、以前から公共施設を民間に管理させること自体を否定していたため、筋論として理解できるのですが、自民党については民間に任せる指定管理者を否定しておらず、他の29の議案については全て賛成したにもかかわらず、この1件だけをなぜか「継続」とし、廃案に追い込むという判断をしました。

もともとこの「高洲市民プール他34施設」は、スポーツ振興財団という市の外郭団体が管理していましたが、昨年末に実施された外部委員会による選考の結果、テルウェル東日本とスポーツクラブNASの共同事業体に負けて、スポーツ財団は敗れてしましました。

こういう市の外郭団体が市外の民間事業者に負けてしまい仕事を失う事例というのはこれまでもあり、また今回の30議案の中にもいくつかあります。

議論の中では、主にコスト面で民間に負けたため価格偏重であるとか、市外の会社が勝ったためもっと市内の企業や財団を優遇すべきであるとか、敗れたスポーツ振興財団の職員は他の財団に転籍するため財政支出が増えるのではないか、などの意見がでていました。

私としては、こうした指摘は確かに間違っておらず、これまでも、これからも是正していかなくてはならないと思っています。しかし、こうした指摘は他の指定管理者の議案についてもあてはまることで、この「高洲市民プール他34施設」だけが批判されるべき問題ではないと思っています。

さらに、選考過程自体も透明性が担保されており、選考の結果についても特段の問題はみられませんでした。提案書も見ましたが、テルウェル側が問題のある管理をしそうであるとは到底思えません。

したがって、指定管理者の制度を巡る様々な課題があるにしても、公正な競争の中で選定された事業者を排除するような決定はできないと考え、他の議案と同じく私は賛成を表明しました。

しかし、自民党は、上記のような指摘も含めて多岐にわたる疑問や批判を繰り返し発しているため、議案に反対するのかと思えば、賛成でも反対でもなく「継続」とし、事実上の廃案にして、4月からの当該施設の運営方法については市長の専決処分に委ねることにしてしまったのです。

指定管理者の指定は本来、議会の議決によって行うべきであるにもかかわらず、とりあえず市長の判断を丸投げしてしまうことは、はたして議会は何のためにあるのか、議員は何のためにいるのかと、議会の存在価値に疑問を投げかけられる問題だと率直に感じます。

長年やっている議員さんからはそんなことはないと反論されるかもしれませんが、市民が見たら、私と想いをする方は少なからずいることでしょう。
posted by 鈴木友音 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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