2010年07月30日

視察の必要性

連日の雨で、うだるような暑さもひと息つきました。また、明日からは猛暑のようです。

さて先日、常任委員会の視察に行ってきたのですが、去年は体調不良で参加できず、2年ぶりの参加となりました。

久しぶりに参加して、常任委員会の「視察」についていろいろと思うことがありました。

「視察」には、議員や会派が政務調査で実施する視察と議会として各委員会が実施する視察が主にあります。

政務調査費で支出するものについては、領収証の添付や報告書の作成が義務付けられたため、その内容を巡って住民監査請求がだされるなど、議員にとっては不遇の状況、市民にとっては透明化が図れる状況になっています。

一方の委員会の視察ですが、基本的に委員会の所管事務について調査をするわけですが、内容自体は議員の要望を聞きつつ、議会事務局と委員長、副委員長が話し合って決めます。

この内容というのは、政令市でなんとなく先進的な取り組みをなんとなく見に行くという感じになっています。(もちろん、行けば行ったなりに参考になるので議会での質問でも取り上げたりします。)

私は常任委員会の機能強化が急務だと考えているのですが、本来であれば、年間の調査計画をたてて一定のテーマでの政策提言を行うための、ひとつのツールとして視察を位置づけて、市長部局に提案していくという「目的志向の視察」にしないといけないのですが、実際には、場当たり的です。

しかも、議員10人以上を連れてのツアーとなるため、行程の設計や他市との調整、ホテルや交通手段の手配、お金の管理、さらには議員の食事のお世話までを一手に引き受けている議会事務局の職員の負荷は半端ではありません。もはや「添乗員」と化していて、これが事務局の本来の仕事であるとは思えません。

今回もたいへんそうな職員の姿をみるにつけ、いまのような委員会の視察のあり方では、もう止めるか、せめて2泊3日ではなく1泊2日くらいにして、職員の負荷を減らすべきだと改めて思いました。

私はこの情報化の時代に、よっぽどの理由でもない限り、遠出して視察する理由はないとおもっています。

特に千葉市は東京近郊の政令市ですから、参考にすべきはより同質性のあるさいたま市や川崎市、横浜市です。どうしても札幌や福岡になどの遠方に行きたいというのであれば、議員が個々に政務調査費で行けば十分ではないでしょうか。
posted by 鈴木友音 at 18:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

教育未来委員会視察

月曜日から3日間、教育未来委員会で神戸と岡山に視察に行ってきました。

内容としては、神戸市では、総合地域スポーツクラブ、保育送迎ステーション、岡山市ではコミュニティスクールと児童館の視察を行ってきました。

千葉市とは地域性が異なるので、先進的な事例を見ても、そのまま「輸入」することは非常に難しいことです。今回の視察で印象に残ったのは、保育送迎ステーションとコミュニティースクールでした。

保育送迎ステーションとは、待機児童の多い都市部で、土地の確保などの問題で駅近くに保育所が設置できないため、既存の保育所から少し離れた分園までバスで送迎する事業です。

保護者は駅近くの既存の本園に子供を預けに行き、子供たちはバスで20分くらいかけて2か所にある分園にそれぞれ移動します。分園は幼稚園の空き教室を改装して利用されています。

実は女性の社会進出などの影響で保育所のニーズは高まっていますが、幼稚園は少子化の影響で定員割れをしている園は少なくありません。どの自治体でも幼稚園の空き教室の有効利用についていろいろと考えていますが、手法の一つといえます。

幼稚園の有効利用もできて、保護者は利便性も高く待機児童の緩和にもつながって、一石二鳥ですが千葉市でもできるかといえば、なかなかそうはいきません。

そもそもこの神戸市の事例でも、保育所と幼稚園の運営者が同じ理事長で、しかも、幼稚園のスクールバスや空きスペースの確保など、偶然良い条件が整っていたためにできたものです。そのため、神戸市で同様の仕組みが今後も増えるということはあまり考えられないそうです。

まったく異なる事業者が業態の垣根を越えて実践するには、多くのハードルがあるでしょう。

それから岡山市のコミュニティースクールは、これも学校ごとに特色が全く異なるので、一概に参考事例にはならないのですが、非常に感心した取り組みが行われていました。

岡山のコミュニティスクールは中学校区単位で設置しており、幼稚園、小学校、中学校まで、一体として地域で子供たちを育てるという方針で行われています。

全国的にこういう事例は聞いたことがありませんが、なぜ、こうした仕組みができたのかといえば、岡山市のとある中学で校内暴力などが多発するいわいる「教育困難校」があったためです。

この中学校では、生徒の半分以上が貧困家庭であったり、地域的にも複雑な問題があって、30年前くらいから荒れた学校だったそうです。

なんとか立て直そうと、校長や教頭が様々な取り組みを始めたのですが、なかなかうまくいかず、最終的には、もはや学校の力だけではどうにもならないということで、地域社会に助けを求めたのがコミュニティスクールの始まりだったのです。中学校区域をコミュニティスクールとしたのは、中学校で問題が起きるのは、その前に原因があるから、一体として教育を行う必要があると考えたからだそうです。

コミュニティスクールとして指定してから、様々な取り組みを行っているのですが、例えばシニアスクールといって、空き教室を使って高齢者が高齢者に授業をする学校を開設しています。そしてシニアスクールの生徒が、幼稚園や小学校の子供たちに昔の遊びや勉強などで日ごろから交流しています。また、学校行事に地域の人が手を貸したりと、地域ぐるみで学校をよくしていこうという頑張っていました。

その結果、生徒にも落ち着きが見られ、勉強や行事にとりくむ姿勢を取り戻したそうです。こうした成功例を背景に岡山市全体にコミュニティスクールが広がっています。

文章にすればこんなものですが、実際には教育困難校を立て直すまでに8年かかったというのですが、先生も地域もたいへんな努力をしたことがうかがえます。学校も様々な課題を抱えており、解決方法も一様ではありませんが、「頑張りすぎて抱え込まずに助けを求める」、そのために「情報を発信ししていく」ことが、学校をよくするための第一歩ではないかなと思います。
posted by 鈴木友音 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

公共施設利用料金のアンケート

今週、第2回定例会の議会レポートを花見川区で配布しています。

今回は公共施設に関するアンケートを行っています。まだまだ、募集中ですのでご意見がありましたら、FAXをお寄せください。

値上げについてどう思うかというアンケートで、

1.安すぎるのでさらに値上げすべき
2.多少の値上げは仕方ない
3.現行料金が望ましい
4.無料もしくは値上げすべき
5.わからない

という項目をお聞きしたのですが、

今のところ、回答のほとんどが2の「多少の値上げは仕方ない」となっています。次いで1の「さらに値上げすべき」が多くなっています。

圧倒的に値上げに対する理解の声が寄せられています。

理由としては、「千葉市の財政を考えれば仕方ない」「受益者負担は当然」「値上げして、削られた福祉事業を復活させてほしい」といったものが主なものでした。

行政もこうした市民の理解を真摯に受け止めて、公共施設の運営にも「経営努力」の視点を取り入れていく必要があります。
posted by 鈴木友音 at 16:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

マリンスタジアム基金

本当に連日暑いですね。

朝の7時前から新検見川駅にて駅頭を行いましたが、駅に到着した時点で汗でシャツがしわくちゃ。

演説中も直射日光がきつくて、話しているとめまいがしてきました。風がないのでサウナの中で演説しているようでした。

熱中症には気をつけたいものです。光化学スモッグ注意報も連日だされていますので、日中の運動などは特に注意が必要です。

さて、今週からマリンスタジアム基金が設置されました。

千葉市のホームページ

今回の基金はマリンスタジアムの芝の張り替えの費用を寄付してもらうことが主ですが、いろいろな工夫がされているので、新しい寄付制度の先進事例となるでしょう。

5000円以上を寄付した方には、千葉ロッテマリーンズのオリジナルグッズのプレゼントや、私が議会で提案したクレジットカードでの寄付なども検討されているようです。

ちなみに7月20日現在の寄付額は426,669円です。総費用の5億円までまだまだ長い道のりです。
posted by 鈴木友音 at 17:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月16日

新基本計画策定調査特別委員会

千葉市の今後の10年の設計図ともいえる基本計画の策定が進行しています。
来年の6月には議会で採決され、成立すればそこからスタートということになります。

この基本計画ですが、いままで8回作られてきたのですが、こうして議会の「議決事項」となったのは初めてです。

いままでは議会と市長部局は「一体」であったので、議決する必要性がなかったのですが、今は市長も変わって、議会も行政の監視役として目覚めた象徴もいえるような変更です。

これにあわせて議会で「新基本計画策定調査特別委員会」というものが発足し、今日から事務調査が行なわれました。

初回の今日は、行政が作った素案の説明を聞いて、意見を言うというものでした。

ちょうど今、この素案についての意見募集をしていますので、どんどん意見を届けてください。

千葉市新基本計画(素案)

素案ができて議論のたたき台になりますので、より具体的な意見が言いやすくなったと思います。

さて、特別委員会といっても、計画はあくまで行政が主体で作り、特別委員会はあくまでその過程で意見を言うだけという性格が強いようです。

委員会としても市民や専門家から意見を求めて、議員同士議論して行政に投げかけるというような形式にするには、今日の議論を聞く限りではハードルが高そうです。

よく行政への批判として「縦割り」という言葉がありますが、実は議会も「縦割り」ならぬ「会派割り」で、それぞれ意見や立場が異なるため議論してもまとまらず、結局は行政に個別に要望して、「あとは行政でとりまとめてね」という形式にせざるをえないというのが実情です。

議会が本当に市長と対峙して、権能を発揮するには、いままでのような「会派割り」の考え方を改めないといけません。

委員会で一番の議論となったのは、結局のところ千葉市としての「個性」をどう計画に入れていくのかということです。千葉市の場合、これといった個性があるわけではなく、これからの都市運営を通じて作り上げていく必要がありますが(作らなくてもいいんだという意見もあります)、じゃあ何をといったときに、市民も議員も思考停止に陥ってしまいます。

一応、素案の中でも「未来をつくる人材が育つまち」「みんなが協働し、支えあうまち」「訪れてみたい・住んでみたいまち」という3つの実現すべき個性としています。

わかったようなわからないような。おそらく論争になること間違いありません。

これまでタウンミーティングやワークショップ、アンケートでの意見を総合して考えられているので、基本的にはこれらを尊重しつつ、よりインパクトのあるかたちで打ち出すことが必要でしょう。
posted by 鈴木友音 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

「口利き」の記録と公開

今ではほとんどないと思われますが、議員が行政に不当な要求することが、問題になることがあります。

千葉市でも以前に、元議長が公共工事の方法について行政に圧力を加えたことが明るみにでたことがあります。

他にも、たとえば市職員に採用してほしいとだとか、保育所や高校の入園・入学を優先させてほしいといった、市民から頼まれて議員が行政に働きかける行為を一般的に「口利き」といいます。

実はこの口利きですが、不当な要求については、対応した職員が記録し、ひどいものは公開するという制度がこのほど始まりました。

これは市長マニフェストによるものです。すでに、三重県や横浜市などでは実施されてます。

他自治体の運用実績をみても実際に公開されるケースは見当たらないので、実態は公開することよりも抑止効果を狙った制度といえます。

私の場合は、私に頼んでもたいして力がないと思われているのか、特定の個人が有利になるような依頼をほとんど受けたことがないのですが、実際に受けた場合には、こういう制度があると市民の方にも理解してもらいやすくなります。

もちろん、そうした市民の声が、単なる個人の利益になるものではなく、市民全体の利益となるものであれば、どんどん行政に要求していきますので、今まで通り、議員に対して様々な要求をしていっていただきたいともいます。
posted by 鈴木友音 at 17:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

千葉県の医療

今日は「千葉県の医療課題」ということで千葉県庁の健康福祉部の職員さんのお話を聞いてきました。

千葉県は人口が多い割には、10万人あたりの医師数や病床数は、全国でもワーストクラスです。茨城や埼玉も低く、東京を除いては、十分な医療資源が確保されてません。

特にこれらの県では、今後、急速に高齢化する地域(千葉県は全国2位のスピードで高齢化)でもあり、医師不足はもちろん看護師不足も深刻になるだろうとのことです。今後40年は高齢化が進み続けることが人口動態からも明らかです。

千葉に意思が少ないのは医学部が千葉大学しかないからということだそうです。医師の数というのは西高東低で、たとえば福岡県には4つもの医学部のある大学があります。このばらつきには明治維新ともつながりがあるともいわれているようです。

これまで国の方針で新しい医学部がずっと行なわれてきませんでした。現政権でそういったことも検討されるかもしれないということで、ぜひ千葉への設置を認められるように努力したいとのことです。

また、看護師の不足は今後、医師不足よりも深刻で、看護学校を新設していくということではとても間に合わず、他の先進国のように海外から看護師を招へいする必要が出てくるだろうとういうことです。
posted by 鈴木友音 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月12日

幕張駅にて

参議院選挙が終わり、ようやく駅頭もできるようになったので、今日は幕張駅にて朝の街頭演説を行いました。

参議院選挙では与野党が逆転して、いわいる「ねじれ」の状況になります。衆院選挙まで、解散しなければ3年もありますが、ねじれの状態では法案も簡単には通らないでしょうから、不安定な政局が続くことになるのでしょう。

次の健康保険制度の構想については民主と自民とでは考え方にかなり開きがありますし、年金制度も違います。長期の安定した社会保障制度をつくるには、政局にせず、与野党でしっかり話し合って、しかも一刻も早く展望を示してほしいのですが、いったいどうなるのでしょうか。

ところで今回の参院選選挙区における「1票の格差」は5.07倍だったそうです。民主主義の根幹にもかかわるので格差を是正することが当然なのですが、前回の2007年の4.16倍よりも拡大したことは、大きな問題です。最高裁判決がどうあれ、常識的な感覚でいえば2倍以下に抑制すべきでしょうから、参院選挙の手法の見直しにも早急に着手してほしいものです。
posted by 鈴木友音 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月01日

参院選マニフェスト比較A

内政の基本部分について各党の比較をしてみたいと思います。
今日は民主党と自民党です。

財政の中期目標

(民主党)2020年度までに基礎的財政収支の黒字化

(自民党)今後10年以内に基礎的財政収支の黒字化


税制改正の内容

(民主党)法人税見直し・消費税記載なし(数値なし)

(自民党)法人税を20%台に値下げ
     消費税は当面10%

景気回復

(民主党)名目成長率3%超(2020年までの平均)

(自民党)名目成長率4%


社会保障制度

(民主党)年金制度の一元化、月額7万円の最低保障年金
     2013年から新しい高齢者医療制度
     応能負担のない障害者福祉の法律制定

(自民党)年金受給者資格要件の期間を10年に短縮
     65歳以上を対象した高齢者医療制度とし、被用者保険も引き続き加入できるように見直し
     改正障害者自立支援法により応能負担によるサービスの推進


民主党がインターネットで公開されているマニフェストが概要版のため、なかなか細部までわかりません。

それにしても社会保障の部分を除いては、大差ありません。

気がついたのが自民党の高齢者医療の内容が、これまでの後期高齢者医療制度とずいぶん変わっている点です。後期高齢者医療制度ができる前の制度に近い気もします。細かい部分まではわかりませんが、消費税の増税を念頭に、高齢者医療制度への公費負担を引き上げて、保険料の上昇を抑えようというもののようです。

posted by 鈴木友音 at 18:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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