2008年03月31日

政務調査費(速報値)

今日は年度末ということで政務調査費報告書を作成しております。
速報で確定ではないですが、政務調査費の支出を書きます。

収入

政務調査費 3,300,000
利息 1,891

支出

研究研修費 142,180
調査旅費 11,560
資料作成費 22,706
資料購入費 182,378
広報費 0
公聴費 0
人件費 0
事務所費 239,968
その他の経費
合計 598,792

残額 2,703,099


千葉市では、政務調査費は3か月ごとに所定の講座に前払いされます。年間で議員1人当たり360万円の政務調査費を受けます。残額は年度末に市に返還します。

私は約60万円を使いました。政務調査費の6分の1程度になります。

これは、かなり特異な事例です。

通常は360万円以上の政務調査費を使い、残額が0円になる会派が多く、360万円以上は自腹で支出しているという状態になっています。

私の政務調査費がこんなにも少なく済む理由は、人件費、広報費の支出が0円であることと、事務所費が極端に少ないためです。

普通の議員は事務所を借りて活動しますが、無所属の私の場合は議会の控室が一人部屋で事務所の機能を果たしているため、特別に事務所を賃貸する必要ありません。

239,968円の中身は控室(事務所)での備品代です。パソコン、電話、プリンター、月々の通信費、消耗品などです。

また、人件費ですが私は誰も雇っていないため発生していません。通常の会派であれば事務所に人を置いて調査、資料作成、事務所管理の補助などを行ってもらってます。

正直、忙しいときは人を雇いたいと思ったりもしますが、とりあえず何とかなっているので、現状では雇う予定はありません。ボランティアであればいつでも歓迎です!

そして広報費というのは、よく新聞の折り込みで「○党千葉市議団 議会レポート」というような会派の広報紙がありますが、あれです。

これら3つをざっと計算すると
事務所費 10万円×12か月=120万円
人件費  10万円×12か月=120万円
広報費  20万円×4回分=80万円
と、これだけで320万円です。

これらが全くないので、私の60万円という額がそれなりに妥当であることがお分かりいただけると思います。

ちなみに、研究研修費の142,180円はほとんどセミナー費です。セミナーの内容については必ずブログにも書いています。調査旅費の11,560円は視察やセミナーの交通費です。
資料作成費22,706円、資料購入費182,378円はほぼ書籍代です。

ところで来年度ですが、予め申し上げますともっと政務調査費を活用しようと思っています。特に視察と広報に政務調査費を使いたいと思っています。

視察については今年はほとんど行きませんでした。なぜなら千葉市内の施設の視察ばかりだったからです。1年目は基礎固めということで市内の事業について調査していました。なので、来年度は市外にも視察に行く予定です。

議員の「視察」というと世間ではあまりいいイメージではないです。どうせ観光だろうと。しかし、私は「視察」には「いい視察」と「悪い視察」があると思っています。

議員の仕事というのは、行政とは異なる目線で練り上げた自らの政策を議会で取り上げ、行政に実施してもらうことです。当然、行政側を動かすためには、その提案した政策自体が説得力のあるものでなくてはなりません。よく役所の答弁で「検討します」「研究します」というのがありますが、これを「実施」してもらうためには、隙のない綿密な提案が必要になります。こんな時、先進的な自治体に視察に行き、現場を見て担当者や市民に話を聞くというのは、政策の説得力を持たすために不可欠です。

もちろんインターネットなど情報技術が発達していますから、本当に行く必要があるのかないのかはしっかり考えるべきなのは当然です。

それと広報ですが、私は党員ではないのでありがちな議会レポートを作るつもりはありません。サラリーマン出身議員らしく市政に対するマーケティングのいち手段として活用していきたいと考えています。
posted by 鈴木友音 at 17:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

1年を振り返って

去年の今頃は選挙中でした。なんだか随分と昔のことのように感じます。

無党派・無所属で当選し、初めは様々な会派からお誘いを受けましたが、なんでもまずは一人でやってみるという性分につき、右も左もわからぬまま走り始めました。

新人議員が会派に所属しなというのは、千葉市ではここ何十年となかったケースで、いったい何が出来るのかと自分でも理解していませんでした。

とりあえず議会では無所属でも発言できる機会は全て活用し、自分なりの考えを提案してきました。また保健下水委員会では、与野党の数が拮抗していたために、場面によってはキャスティングボードを握ることもあったりと、正直かなり賛否表明に緊張を強いられることになりました。

ちなみに議案の賛否から見て私の立ち位置がどこにあった説明しますと、19年第2〜4定例会までは、自公−民主−私−ネット−共産で、つい先日まで行われていた20年第1定例会では、自公−私−民主−ネット−共産というような構図になりました。もしかしたら民主とネットの位置を代えても差し支えないかもしれません。

この変化は私が動いたというよりは、民主がここにきて一気に野党へと舵を切ったといってもいいでしょう。正直、ここまで民主が変わるとは思いもよりませんでした。閉鎖的な千葉市議会もようやく活発な議論ができる土壌が整いつつあります。来年度からは常任委員会も公開されるようになり、ますます議論が活性化されると思います。

とはいえ私も含め議会を変えたいと思っている議員にとっては、理想の議会にはまだまだ程遠い状況です。市長と議会というのは映し鏡のようなもので、どちらか一方が変われば、つられて他方も変わるものだと思っています。お互い市民の代表としてプライドがありますから。

来年は市長選挙があり、仮に今と全く違うタイプの市長が誕生することで、議会が変貌する可能性があります。しかし、私は議員ですからそういう後追い的な変革は望みません。議会が率先して今の時代にあった組織に生まれ変わるように努力していくべきです。

国会もねじれ現象になって、大きな変化の過渡期にありますが、同様に千葉市も市長選挙をはさんで大きな転換期を迎えることになります。

そして絶対に忘れてはいけないことは、政治に風穴を開けることが出来るのは政治家ではなく有権者です。選挙にはそれだけ大きな力があるのです。

このことは、ごく普通のサラリーマンであった私が議員活動を通じて実感したことに他なりません。

有権者が希望を失えば、政治の希望もまた失われるのです。

逆の言い方をすれば、有権者が希望を失わない限り、新しい未来は常に開かれているのです。
posted by 鈴木友音 at 22:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

自治体温暖化対策

昨日のことになりますが「自治体温暖化対策-排出削減条例・CASBEEの具体的取り組みと実効性」というセミナーに行きました。

もしかしたらこのブログで投稿した記事で最多のテーマが温暖化かもしれません。

もちろん私自身が関心のあるテーマですが、それ以上に世界的に最重要課題となってるために、このような温暖化の勉強会を受ける機会が必然的に増えてしまうのだと思います。

今回の参加の目的は、削減目標を盛り込んだ温室効果ガス削減条例を自治体が制定することにどれだけ効果があるのかというところでした。

全国でも数値目標の入った温暖化対策条例を持っている自治体と言うのは本当に少ない状況です。大きな関心を集めているのになかなか広がらないのには理由があります。

まず、基本的に自治体の二酸化炭素排出量を把握することが現状では不可能だからです。従った対策を行って実際にどれだけ削減したのかを実証することも現状ではできないそうです。

国レベルではかなり正確な排出量が算出されていますが、それを各自治体に落とし込むには、人口や交通量などで推計するしかありません。その推計方法が複雑で、やり方によって1〜3倍は変動してしますのだそうです。

この点について東大の准教授である吉田好邦先生から詳しくお話をいただきました。

吉田先生は温暖化対策条例の先進事例である柏市の条例制定に関わったかたで、こういった困難な側面があるにしても、排出削減目標の設定にこだわることなく自治体としてできる対策を推進していくべきだとおっしゃっておりました。

また、自治体における温暖化防止対策の具体的な事例について北九州市の環境都市コンテストで第1位をとっており参考にすべき取り組みが非常に多いです。

具体的な対策については下記の北九州市のホームページをご覧ください。

北九州市の温室効果ガス排出量及び主な取組み状況

北九州市はこのように積極的な対策をしているのですが、実質的には温室効果ガスの削減には残念ながら成功していません。大都市で実効性ある温暖化対策を行うことがいかに困難かを物語っています。

本当に目に見える効果を上げるのであれば排出量取引やカーボンオフセットの導入を考えるべきかもしれません。

電気をこまめに切るとか、エコドライブを心がけるとか地道な取り組みはもちろん重要ですが、併せてより合理的て即効性のある方策もしていくべきでしょう。

今回のセミナーで個人的にすぐにでも導入するべきだと思ったのが建築環境評価システム「CASBEE」です。国交省が主導して設計した評価システムで、その自治体版がすでに9つの政令市で導入されています。

ビルや商業施設など大規模な建築物を新築するときに建築確認と併せて「CASBEE」で環境評価も行います。

千葉市のようなベットタウンだと次々に大規模マンションが建設されていますが、こうしたマンションが環境に配慮したものかどうか評価してAとかBとかのランキングを付けるのです。そしてこのランキングを公表することで、少しでも建築主にはより高いランクのつく建物にしようと努力してもらえるようになる可能性があります。

概要についてはこちらをご覧下さい。

自治体版CASBEEの概要
posted by 鈴木友音 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

千葉市文化財保護審議会

今日は平成19年度第2回千葉市文化財保護審議会を傍聴してきましたが、とりわけ気になる話は特にありませんでした。

審議内容は、平成19年度文化財関係事業の報告と平成20年度文化財関係事業の承認でした。

埋蔵文化財の報告方法が変わったこと、「後世に残したい地域の文化財」を市民から募集して登録する事業を始めたこと、郷土芸能保護事業が所管になったことなどが報告されました。

文化財保護についての情報が掲載されている市や関連のHPのリンクを貼りますので、興味にのある方はご覧ください。

生涯学習振興課 文化財の保護
http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/bunkazai.html

埋蔵文化財調査センター
http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/maizoubunkazai/index.html

千葉市立加曽利貝塚博物館
http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/kasorikaizuka/top.html

千葉市立郷土博物館
http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/kyodo/kyodo_top.html

ところで、千葉には世界最大の貝塚があります。

私自身、小・中学校で貝塚の勉強をほんの少し勉強した程度で、議員になるまですっかりその存在を忘れていました。

議員になってからというもの地元の議員や職員にたびたび加曽利貝塚がとれだけ貴重なものかを聞いて、関心を持ち始めています。

縄文時代の生活は、気候変動や持続可能な資源の活用などの問題について、たいへん示唆に富んだものだそうです。少し余裕ができたら本格的に学んでみたいものです。
posted by 鈴木友音 at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

図書館協議会

今日は第2回千葉市図書館協議会を傍聴しました。

こうした公開されている会議にはめったに傍聴人はいませんが、図書館という身近な議題のためか多くの方が見に来られていました。

千葉市には中央図書館をはじめとして各区に6つあり、他にも分館や公民館図書室などが整備されています。18年には延べ287万人の来館があり、頻繁に図書館を利用している方も多いのではないでしょうか。

最近ではインターネットで本の予約や、有料で本の宅配をしてくれるサービスが登場しており利便性が増しています。

詳しくは下記の図書館HPをご参照ください。
http://www.library.city.chiba.jp/

私も頻繁に図書館で本を借りていますが、大きな不満のひとつに蔵書検索システムがあります。

書名や著者名がわかっている特定の図書を検索するのは問題ないのですが、大まかなテーマについて本を探したい時にはうまく検索できません。図書検索の分類が大きすぎるせいだと思います。しかも本に関わる情報が少なく、手に取らないといったいどういう内容が書かれているかわからず、無駄に時間を浪費してしまいます。

たぶんインターネットをよく利用する人は、本を探す場合にはアマゾンを利用していることでしょう。

アマゾンの検索システムは本当によくできていて、だいたいのイメージを持っていれば、ほぼ苦なく探せます。人気順や出版順での一覧表示、本の目次、関連書籍の表示、その本を読んだ人は他にどんな本を読んでいるか、読んだ人の感想などなど、「読んでみたい!」と思わせる仕掛けが満載です。量と質を兼ね備えた最高の検索システムです。

そのため図書館で本を探すのは時間がかかってしょうがないため、まず家や事務所のパソコンを使ってアマゾンで必要な本を探し、それらを千葉市のインターネット図書検索に照会して、配架場所をメモしてから図書館に出かけます。とはいえアマゾンの本の豊富さは圧倒的なので、千葉市の図書館に置いていないことが頻繁にあります。

この作業をしていると、いかに図書館にある図書が世の中にある本のごく一部にすぎないかということに気付きます。特に議員の仕事上で必要な本は専門的なものも多く、さらに法制度がどんどん変わるため常に最新の本が必要になります。そのため千葉市だけでなく多くの公共図書館では十分に本の購入ができていないと痛感します。

今日の協議会で、財政難のために図書の購入費が前年度の33%減となり、これまで6万冊買えていたのが、来年からは4万冊になるという話がでていました。これでは、ますます必要とする本が図書館では手に入らなくなるに違いありません。

事務局としては本の寄贈を強化したいとのことでしたので、市民の皆様も読まない本をお持ちでしたら、古本屋に売る前に図書館への寄贈も検討してくださると幸いです。
posted by 鈴木友音 at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

都市緑花懇談会

今日は第8回千葉市都市緑花懇談会を傍聴してきました。

議題は「魅力ある公園にするための管理・運営について」ということで市の公園行政に対する懇談会としての提言をまとめていました。

この提言を踏まえつつ、最終的には千葉市版パークマネジメントプランが策定されます。
懇談会の中で印象に残った議論についていくつか書きます。

まず、財政難で公園管理の関わる人も予算も減っている中でどのように公園の魅力を出していくか管理していくかということで、行政主体の公園管理から民と協働した運営にしなければならないだろうという話がありました。

実際、いくつか公園では地域やボランティアが公園の植栽の手入れをされています。しかし、人手集めに苦労してるそうです。

他市の事例として、植栽の手入れやベンチなどの工作物に関する実践的な講習会を開いて関心の高い市民を集め、参加者にボランティアとして公園の管理の一部を担ってもらうという取り組みがあるそうです。行政は材料を提供し、実際に公園に必要なものはボランティアに作ってもらうというやり方です。

また、公園の一部を解放してゾーンで市民団体に植栽を行ってもらったり、さらには家庭で花を育てている人は、できた種を捨ててしまうことが多いので、種の交換会を開いて、多くの人が様々な植物を育てるようにするといった事例が出されました。


他には事務局案の中に書かれていた「千葉市らしさ」とは何かという議論がありました。私もずっと千葉市に住んでいますが「千葉市らしさ」といわれてぱっと思い浮かびません。他市の住んでいる委員さんからは「高い山以外なんでもあるのが千葉市」だという発言がありました。なるほど確かに山以外なら、海も森も田園も牧場も川も都市もあります。さらに「パークシティ千葉」という言葉で、多様な側面をもつ千葉市の魅力を包含するような表現をされた委員さんもおりました。

「パークシティちば」というのはなかなか響きです。現在の市公式のキャッチフレーズである「花の都ちば」よりもいいような気がしますが、どこかのマンション名に使われていそうですね。


最後にまとめられた施策(案)が5つあるので箇条書きにします。
1.魅力的な公園にするための管理運営計画の策定
2.安心安全な公園の実現
3.既存ストック(公園)の最大限の活用とPR
4.厳しい財政状況の中での新たな仕組みづくり
5.協働の仕組みと組織づくり
posted by 鈴木友音 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

介護保険運営協議会

先日傍聴した第4回千葉市介護保険運営協議会あんしんケアセンター等運営部会について書きます。

あんしんケアセンターはご存知でしょうか?
運営部会で認知度が50%を超えたという報告があるようです。

ほんとにそんなに認知度があるのか少々驚きです。若い世代の方は聞いたこともないのではないでしょうか。

あんしんケアセンターというのは介護保険に定める地域包括支援センターの千葉市での名称です。保健師、社会福祉士、主任介護専門員という専門職員が常駐し介護に関する相談業務やケアプランを作成しています。

今回の運営部会ではセンターの19年実績と20年度の体制などについて審議されました。

特に議論になったことは「特定高齢者」の把握についてです。これまた一般的にはなじみのない用語ですが、65歳以上で生活機能が低下し、近い将来介護が必要となるおそれがある高齢者のことです。

千葉市では19年度に711人の特定高齢者が把握されましたが、実際にはもっと多くいると考えられています。

特定高齢者を把握するために、基本検診(生活機能評価)を受けてもらう必要があるのですが、受診率は半分にも満たない状況です。

また特定高齢者と診断された場合には、将来、要介護者にならないように介護予防プログラムに参加してもらいたいのですが、実際に711人のうち59人しか参加していません。その理由は、「まだまだ大丈夫」と考える方が多いからのようです。しかし「まだ大丈夫」な時にこそプログラムに参加したほうがよいのです。

事実、プログラムを受けた人のうち42人は機能改善が見られ特定高齢者から外れたそうです。つまり、かなり効果もあるようです。

今年度まではプログラムを受けることのできる場所が各区1箇所しかなく、通うのにたいへん不便だったのですが、来年度からは各区3箇所体制となるので、今よりは受けやすくなると思います。

高齢者といっても65歳であればまだまだ本当にお元気な人ばかりで、まさか介護を受けるようになるなんて考えないかもしれませんが、いつ何時、転倒やちょっとした事故で体の機能が急激に低下することもあります。日ごろの備えのひとつだと思ってまずは基本検診を受けましょう。
posted by 鈴木友音 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

公民館運営審議会

昨日のことになりますが、第2回花見川区公民館運営審議会と第4回千葉市介護保険運営協議会あんしんケアセンター等運営部会にいってきました。

とりあえず花見川区公民館運営審議会のほうだけ書きます。

私個人としては、近所のコミュニティセンターをたまに利用するのですが、千葉市の公民館にはほとんどいったことがありません。

コミュニティセンターは市民局の所管で、公民館は教育委員会の所管になります。現在のコミュニティセンターは指定管理者制度を導入して民間委託しています。

公民館は生涯学習の場で各館が様々な講座を開いたり、講座から生まれたサークルなどの活動の場となっており、小学生と高齢者の利用が多い施設です。また、最近では子育てに関する講座も開かれたりして新米ママさんたちの交流の場ともなりつつあります。

審議会の内容としては19年度の事業報告と20年度の事業計画についてでした。

たびたび書いているように来年度から緊縮型予算となり公民館の運営費も削減されています。講座の回数を減らしたり、一部取り止めたりと影響がでてきます。ないものはないので知恵と工夫で乗り切るしかありません。

審議中話題になったのが、今年各公民館で行った悪質商法に関する消費生活の講座がどこも定員に全く届かず閑古鳥が鳴いていたとのことです。

あまりに応募者が少ないので公民館を利用しているサークルにも声をかけたりしたようなのですが「私はだまされたりしない」と皆さん思うようで、なかなか必要性を感じないようです。振り込め詐欺など世間ではたいへん問題になっていますが、実際の意識とはギャップがあるようです。

ところで千葉市ではなく全国的に公民館を取り巻く環境についてお話しすると、やはり自治体の財政難が公民館の運営に大きな影響を与えています。

財政力のない自治体では公民館の利用を有料化するところも増えてきています。「生涯学習」はセーフティネットとはいえない事業なので受益者負担という考え方が徐々に浸透してくるかもしれません。千葉市の場合は市債残高が多いとはいえ自主財源が豊富なので、公民館の有料化は全く考えられないことです。
posted by 鈴木友音 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

20年度予算案を反対

昨日、20年度の第1回定例会が終了しましたが、最終日も予定時間をオーバーして白熱した討論が行われました。

これまでの千葉市議会は共産党と市民ネットワークだけが鶴岡市政に対し一貫して厳しい姿勢をとってきましたが、今回はついに唯一の無所属である私と市議会の第2会派である民主党も予算案に反対したことで、これまでにない議会と市長(執行部)との間の緊張関係が生まれました。

本来、地方自治の二元代表制をいう仕組みを考えると、これまでの議会が執行部に対するチェック機関どころか、ただの追認機関になり下がっていたといえます。従ってこうした変化は、いよいよ議会が本来の権能を取り戻す一歩になったのではないかと思います。

ところで20年度予算の反対理由ですが、私は選挙時に訴えてきた政策と照らし合わせて、自分の考えや有権者との約束に沿ったものかを熟慮した上で反対することにしました。

選挙公報に書いた政策は次の5つです。

1.保育施設の待機児童ゼロ
2.高齢者介護支援サービスの充実
3.モノレール延伸計画の中止
4.一般競争入札の範囲拡大
5.民間力を活かす市政運営

順番を変えてまず4ですが、これは着実に進みつつあります。電子入札の導入にともない限定付一般競争入札の範囲が拡大され、さらに総合評価方式など新しい入札制度も来年度から本格的に行われます。先日も触れましたが、実際、下水道事業における工事費が一般競争入札を導入したことで大幅に縮減されました。しかし、その一方でダンピングの問題なども顕在化していますからバランスのとれた透明性の高い入札方式へと今後も改善していく余地があります。

5は、市民や民間団体が主役になり行政と協働して街づくりをしていくべきと言うことなのですが、ちょうど今議会で市民参加・協働条例が成立しました。この条例は成立過程にも内容にも不満が多い条例で、正直これで市民との協働が進むとは思えません。予算編成過程を市民に公開しなかったり、5カ年計画の大幅な見直しの説明責任を果たさないなど、市民意見を十分に取り入れた予算編成であると認められませんでした。

3のモノレール事業は財政状況が窮地に陥り2年先延ばしにはなりました。しかし延伸計画自体は堅持され、20年度予算にもモノレール延伸を前提とした調査費用を載せていました。もはや、この一点だけでも、予算案を受け入れるわけにはいきませんでした。

1の待機児童解消は、今定例会で多くの会派が質問していました。5カ年計画で待機児童ゼロを目指すはずだったのに、事実上、実現は困難であるという答弁がありました。市は「公立保育所のあり方(案)」を発表して待機児童解消を目指すといいますが、まったく具体的な道筋が描かれていません。しかも「あり方(案)」の策定過程においても保護者や保育士の意見を十分踏まえていないなど大きな問題があります。何百億円もの公共事業を実施するくらいなら、保育所の整備で使ってほしかったものです。

2は、もはや介護保険の制度自体に大きな問題があり、国のほうでも見直しの方針も出しています。自治体だけでどうにかなる問題ではありませんが、可能なかぎり介護事業を充実させていくべきです。とくに病院の療養ベットが削減される中で、特養ホームなど介護福祉施設の需要が急拡大し、千葉市では1700人もの待機者が存在します。施設の数は少しずつ増えていますが、計画を前倒しして整備しない限りとても追いつきません。


さらに細かい点を挙げればきりがないのですが、何にせよ私が訴えてきた政策とは程遠い内容の予算案です。

しかし、私を含め反対した会派が最も問題視しているのは、財政危機による緊縮予算編成を迫られた市長の政治責任です。

市民ネット「市長が予算編成に110点の評価をしていると聞き、これまで続けてきた借金体質にまったくの反省の色が見えない」

共産党「政令市の中では、(予算の)最大の減額率となる深刻な財政状況となっている。市長は、この原因と責任を明らかにして、市民生活を応援する予算を編成すべき」

民主党「この事態(5カ年計画の見直し)を招いた危機的な財政状況に対する重い責任を認識せず、市民の理解を得るための説明責任について不十分といわざるを得ない。」

そもそも5カ年計画というのは、市長の市民に対する約束であり、それを大幅に見直すということになったというのは失政以外のなにものでもないわけです。

企業にお勤めの方はお分かりかと思いますが、株主に約束した経営計画を最後まで実行することができなくなったのであれば、経営陣は総退陣するべきなのです。

さすがに任期が4年と決まっており選挙を通じて市民の信託を受けている首長にやめろとは言いませんが、せめて計画を見直さざるをえなくなった状況を招いたことについて、市民へのお詫びの言葉があって当然です。

しかし、残念ながら最後までそれを聞くことはありませんでした。

否決はされたものの一部会派からの修正案が増えたことは前進だと思いますが、結局、今回の議会では執行部が提出した70本の議案が全て原案通り可決しました。議会が本来の権能を取り戻すにはまだまだ先が長そうです。

来年度は、議員条例や予算の修正可決、議案の付帯決議など議会として執行部に対する明確な意思表示があらわれるように頑張りたいと思います。
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2008年03月19日

定例会最終日

今日は議会の最終日で、川村議員の一般質問が行われた後に、70の議案、7つの発議、4つの請願について採決が行われました。

とりいそぎ、一般質問の項目だけ掲載します。採決についてはまた後日書きたいと思います。

川村 博章 議員(自民党)

1 医療行政について
(1)両市立病院の医師不足への対応について
2 高齢者福祉について
(1)介護予防の充実について
(2)施設を取り巻く環境について
3 地域文化財について
4 国際化施策の推進について
5 消防行政について
(1)ちばし安全・安心メールについて
(2)消防ヘリの救急活用について
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2008年03月18日

一般質問4日目

今日は一般質問4日目ということで、4人の議員が質問しました。
質問項目は以下の通りです。


湯浅 美和子 議員(市民ネット)
1 千葉市におけるホームレスの問題と支援について
2 学校における読書活動について

福谷 章子 議員(市民ネット)
1 食育と食文化について
(1)学校における食育について
(2)食文化醸成における公共施設の役割について
(3)地産地消の現状について
2 自転車の安全利用について
(1)走行空間について
(2)安全教育について

白鳥 誠 議員(民主党)
1 事務事業評価システムについて
2 事業の見直しについて
(1)第2次5か年計画について
(2)敬老祝金について
3 道路事業のあり方について
4 財政状況の市民に対する説明責任について
5 広告料収入の確保について
6 安全で快適な学校づくりについて
7 住民自治基本条例の制定について

小川 智之 議員(自民党)
1 ちば型の環境都市を目指して
2 市営住宅の今後のあり方について
3 救急需要対策について
4 墓地行政について
5 地域猫対策について
6 学校施設の活用と地域の連携について
7 小・中学校における教育環境の整備について


まず、湯浅議員は、ご自身もボランティアと一緒に支援活動をしているホームレス支援について質問されました。

市内の無料宿泊所では470人が退所した中で191人が疾走するなど、ホームレスの自立支援に十分な役割を果たしていないことを指摘。一方、北九州のホームレス自立支援センターでは、きめ細かな就労支援を行っており、就労自立率は実に85.7%とのことです。支援の経験からホームレスになりたくてなっている人などいないのだという強いメッセージを訴え、市のホームレス支援強化を求めていました。

福谷議員は、自転車利用についての質問をされました。千葉市では来年度に検見川浜駅、稲毛海岸駅周辺がモデル地区となり自転車道路が整備されます。その件について今後の展開などを質問したのですが、どうも国のモデル地区になったからやるといった感じで、市内各所に積極的に自転車の走行環境を整備していこうという意欲が感じれれませんでした。また、おゆみ野での住民が主体的に自転車走行環境の整備について検討している事例を挙げ、市民参加の自転車道整備促進を求めました。

自転車走行の整備は、自転車事故の防止や温暖化防止の観点から積極的に進めてほしいものです。

白鳥議員は、毎回、千葉市の財政、予算運営に対し真正面から厳しい指摘をされています。内容も市民感覚に沿った極めてまっとうな議論で、いつもながら大いに賛同しています。

質問項目を見ると一般質問というよりは、もはや代表質疑といえます。しかも、民主党の代表質疑よりずっと市長に手厳しい内容でした。特に2次5計の見直しや財政状況についての市の説明責任、危機感があまりに希薄であると訴えました。

小川議員は、市のストックを活用した施策の推進という観点から多岐にわたる分野の質問をされました。特に困窮者のための市営住宅の整備については、市内にある供給過剰な民間住宅を利用すること、小規模校を解消するため街づくりの観点から住宅整備を進めていくこと、公団や県営住宅など本市以外での公的な事業者との連携を図ることなど、とても現実的で説得力のある質問をされていました。


ところで、通常、自民党議員の一般質問は、1回目は質問、2回目は要望、3回目はなし、という形式なのですが、今回は珍しく2回目まで質問をし、3回目に要望をいうというスタイルでした。やはり小川議員の地元の大問題である阿弥陀寺の墓地建設について、阿弥陀寺の異常性を明らかにするために、こうした自民党としてはイレギュラーな形式になっていました。当局の姿勢を説得力を持って厳しく質すには、やはり3回質問は絶対条件であるなと改めて思わされました。


一般質問もいよいよ明日で終わりです。今日、あるベテラン議員さんから「最近、質問者がみんな時間いっぱい使うようになった」といわれました。以前は、持ち時間を10分くらい残すこともよくあったそうです。質問など議会活動に積極的な新人議員が一気に16人も増えたことがよい刺激になっているのではないでしょうか。
posted by 鈴木友音 at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月17日

一般質問3日目

本日は一般質問3日目ということで3人の議員が質問されました。

質問項目は以下の通りです。

向後 保雄 議員(自民党)

1 公会計改革について
2 市税の徴収について
3 市街地の身近な公園の配置について
4 花の都・ちばの今後の展開について
5 消防職員の市外居住者の状況について

常賀 かづ子 議員(市民ネット)

1 高齢者の地域生活支援について
2 新港横戸町線における市民参加と協働の道づくりについて
3 学校教育について
(1)教員のための環境整備について
(2)専科指導の充実について

野本 信正 議員(共産党)

1 商店街活性化について
2 街の環境整備と都市景観について
3 墓地と斎場について


向後議員は税理士という専門的見地から公会計制度や市税の徴収について質問されました。公会計にもいよいよ発生主義・複式簿記という民間と同様の制度が行われようとしています。それにしても、税収入が収入ではなく資本であるという総務省の考え方は、どうもすっきりしません。

常賀議員は、新港横戸町線工事において工事当初の協働の道づくりという考えが薄れているとの指摘をされました。先日も、当該地域のシンボルツリーであった樹齢100年のケヤキの木が移植により枯れてしまったという報道があり、市民と行政の間で共同に関する大きな溝が生まれています。

野本議員は、本年度の議会でずっと問題視されていた阿弥陀寺の加曽利における墓地建設について質問をされました。さすが10期の大ベテランということで、2カ月にわたり墓地問題について調査し、いかに阿弥陀寺の事業が営利目的の疑いが強いかということを訴えておりました。いつもながらの切れ味鋭い質問に脱帽です。
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2008年03月16日

安否確認メール

今日はNPO法人セカンドライフの理事長とお会いしました。

セカンドライフでは、安否確認メール「みまもリンク」というサービスを提供しています。

NPO法人セカンドライフのHP
http://2nd-life.org/classguide.html

安否確認メール「みまもリンク」への登録
http://mimamolink.jp/


離れて暮らしている高齢の親の安否を毎日メールで知らせてくれるという仕組みです。

まず、利用者は自分と親の携帯のメールアドレスを登録します。

そしてセカンドライフから毎日、親の携帯にメールを送ります。

親がそのメールを開封すると、開封したことを知らせるメールが子のケータイに届きます。

携帯電話のメール操作が苦手な高齢者でも、届いたメールを開封するだけでいいという簡単なサービスになっています。

親子でもお互いに遠慮してしまって、なかなか毎日連絡をとることできないということもあるかと思います。そういった意味では気負わずに安否確認ができます。

似たようなサービスは結構多いのですが、こちらのサービスは無料で利用できます。というのは、子に送るメールに広告を載せることで最低限の運営費を捻出しているからだそうです。

セカンドライフは設立して日も浅く、このサービス自体も始まったばかりで利用者数も少ないようですが、ご興味のある方は試しに利用されてみると良いかと思います。


超高齢社会になって、様々な方法で高齢者の見守りサービスを提供してる民間団体が増えてきています。行政だけでは手の届かない部分でこうした団体が活躍してくれるのは有難いです。
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2008年03月15日

住宅供給公社への貸付金20億円の棒引きについて

千葉市が外郭団体である住宅供給公社に対する特優賃事業の赤字に伴い補てんしていた貸付金の総額20億円を棒引きするという議案が今定例会に提出されています。

先日も少しだけ触れましたが、この件の議会での審議がほぼ完了し、問題の全容が明らかになってきたので書きたいと思います。

そもそもの発端から話したいと思います。

特優賃事業というのは国交省がバブル末期に考えたスキームで、中所得者のファミリー世帯向けに都市部で不足している広い良好な賃貸住宅を整備しようとしてはじまりました。

民間のオーナーが賃貸マンションを建てるのですが、その際オーナーと長期の一括借り上げ契約を住宅供給公社と結び、公社がオーナーに代わって入居者を探します。一括借り上げ契約によりマンションに空室があってもオーナーは全室分の家賃代を収入として得ることが保障されます。そういうわけで、次々に特優賃住宅が建設されました。

千葉市はこの事業を平成5年から始め、平成8年度には千葉市住宅供給公社に委託しました。最初は入居率も高く順調に事業が滑り出しました。

しかし、4年を過ぎたころ大きな誤算が生じます。平成7年度に93.9%あった入居率が翌年には83.7%と急下降し、その後もじりじりを入居率が下がっていったのです。
供給公社はオーナーと20年間という長期の一括借り上げ契約を結んでいたため、入居率が低くなっても、満室と同じ金額をオーナーに支払わなければなりません。このため特優賃事業は毎年2億円もの損失を出す大赤字の事業となっていまいました。

もともと市が委託していたこともあり、毎年その赤字を補てんし運転資金とするために、税金を使って無利子の短期貸し付けを始めました。

その後も入居率は好転せず、累積の借金がたまりにたまってついに20億円にもなっていしまい、ついに清算するという事態になったわけです。

それでは、そもそもなぜ特優賃事業は破たんしたのでしょうか。

実は一括借り上げによる特優賃事業は、千葉市のみならず他市でも大幅な赤字となっています。しかし、他市ではたまたま収益力のある分譲も行っていたため、その利益で特優賃事業の赤字を補てんすることができています。(千葉市には残念ながら収益力のある事業を行っていません。)

つまり、特優賃事業自体に大きな欠陥があるのです。

実は建築当初に特優賃を借りると家賃の半分を国と市が補助してくれます。そして毎年補助を減らしていき3.5%ずつ家賃が上がります。

これは、ターゲットの中流ファミリー層が毎年給与も上がっていくものと見込んで考えられた仕組みです。

しかし、ご存じの通り日本は未曾有の不況となり給料も上がらず、さらに地価が下落して超低金利となったため、手頃な分譲マンションが建設されるようになりました。

年々上がる家賃、そして市中には素敵な分譲マンションが次々にでてくる。そうなれば特優賃に入居したいと思う人が少なくなるのは当然です。

また、家賃相場も周辺が下落しているため相対的に高くなってしまう事態になり、しかも一括契約のためオーナーとの家賃値下げ交渉もうまくいきません。

当初の目論見を大きく見誤った。これにつきます。

もちろん供給公社もただ下がり続ける入居率に対し何もしてこなかったわけではありません。しかし、あまりにも対応が遅すぎました。18年になってようやく入居資格の緩和なりフリーレントなり様々な策を講じました。その甲斐あってか今年度末は80%を割り込んでいた入居者が久しぶりに82%程度に回復しそうです。

しかし残念なことに損益分岐点となる入居率は92〜93%です。これは事業当初のわずか2年間しか達成したことがなく、はっきり言って不可能です。

今後も赤字が垂れ流されることは間違いありません。したがって公社への貸付金の回収も不可能です。

どう考えても20億円の棒引きは正直やむを得ない措置です。仮に今回清算しなくても、ただ先送りになるだけのことです。

それではこの借金棒引き議案に「はい、わかりました」と賛成するかといえば、それはできません。

その理由は3つ

1.今後の特優賃事業の改善が不透明
2.調停による家賃値下げの可能性が残されている
3.市幹部の誠意ある謝罪がない


まず1ですが、仮に借金を棒引きしても今後も特優賃事業の赤字が続きます。そのため市は貸付金ではなく補助金で毎年損失補てんすることになります。その額は12年間で約9億円と見込まれます。これだけ税金を使うわけですから12年分の詳細な経営改善計画を提出するべきなのですが、それがありません。

2つめは、現在、千葉県が同じく特優賃事業について家賃値下げのため20年契約しているオーナー側と司法の場で調停を行っています。その結果次第では、家賃を安くできる可能性があり、入居率を上昇させるための大きな影響が考えられます。

3つめは、特優賃の一括借り上げ自体に問題があったとはいえ、事業をするかしないかは市長が決めるわけです。残念ながら当時の市長はもう市役所にはいません。所管のトップであると支局長もこの間何度も変わっています。とはいえ歴代の住宅供給公社の理事長として現在の市長と副市長が座っていたわけです。

現実的には借金の棒引きは仕方ありません。また、市長が変わるなど役所の人事構造として責任の所在が曖昧になるのもわかります。しかし、そうであれば税金で穴埋めするわけですから市のトップ、幹部として、一言でも市民に向けてお詫びするべきです。

しかし、度重なる議会での追及に対して「今後の事業が好転するように努力することで責任を果たしたい」などというような、まったくもって理解に苦しむ答弁を市の幹部は繰り返すばかりです。

これで棒引きしてくれと言われても納得できるはずがありません。

こうしたお役所的な姿勢は、世間では絶対に認められないことなのだということをわかってもらうためにも、毅然と反対せざるを得ません。
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2008年03月14日

一般質問2日目

本日は一般質問2日目ということで私を含め5人が質問をしました。
大ベテランの福永議員を除き4人が1年生議員ということになりました。

私の質問内容については後日ホームページにアップしますので、今日は他の議員の質問について触れさせていただきます。

酒井 伸二 議員(公明党)

1 中小企業の育成振興と新事業の創出について
2 観光振興について
3 若年者雇用施策の強化について
4 教育現場における学校・地域・家庭の連携について

鈴木 友音 議員(無所属)

1 安心の医療サービスを確保するために
(1)国民健康保険について
(2)公立病院改革ガイドラインについて
2 障害者福祉について
(1)小規模福祉作業所等について
(2)就職支援について

福永 洋 議員(共産党)

1 環境問題について
(1)地球温暖化対策について
(2)ごみ減量について
(3)羽田空港の再拡張後の飛行ルートについて
2 自殺対策について
3 孤独死対策について
4 入札・契約制度について
5 地上デジタル放送について
6 消防行政について
(1)防災対策について
7 交通問題について
(1)京成千原線について
(2)千葉都市モノレールについて

熊谷 俊人 議員(民主党)

1 入札制度のあり方について
2 情報システム調達のあり方について
3 ごみ3分の1削減について
4 中国産ギョーザ問題について
(1)食の安全について
(2)報道対応のあり方について
5 自転車駐車場利用における近隣市との連携について

松坂 吉則 議員(自民党)

1 戦略的予算編成システムについて
2 UR都市機構住宅の再生・再編に対する市の考え方について
3 災害時のライフラインについて
4 幕張西、千葉港地区におけるマンション建設の諸問題について
5 保育所の民営化について


酒井議員は経済施策を中心に質問をされていました。公明党議員の質問は構成がしっかりしてい中身も濃いのが特徴です。とても参考になります。

企業育成、観光振興、若者雇用とまさにピンポイントの提案で大いに賛同することばかりでした。特に京都市の事例を多く用いていましたが、確かに京都市というのは任天堂や京セラをはじめとして世界的に競争力のある企業が多く、確か1年くらい前に日経ビジネスでも京都企業の特集が組まれるくらいでした。また京都市の庁内横断的な企業支援もあるようです。


福永議員は委員会が一緒でいつも様々なことを教えていただいてますが、幅広い分野で審問をされていました。

羽田空港の拡張が及ぼす本市への影響についてですが、現在は千葉市上空3000フィートを1時間に31本通過しているようです。拡張によって1時間に40本となり高度は4000〜5000フィートを飛ぶことで騒音を軽減させるということです。

また、注目のモノレール事業ですが、千葉ー県庁ラインの休止か、また延伸は地域住民の強い意向があるかきちんと調べ住民主体の公共事業の検討をすべきとの発言がありました。全く同感です。


熊谷議員は、専門の情報システムについての質問があり、いかに千葉市のシステムが古く無駄な運用コストを支払っているか明らかにしてくれました。さっさとシステムを変えるべきです。

さらに今回のメインは一般競争入札における重大な問題点を指摘していました。それは、19年度において調査基準価格と同額または僅かに0.5%上回る件数が21件もあるのに対して、わずかに下回った件数は1件しかないということです。

調査基準価格というのは、この価格より低く値段で入札した場合には、予定金額に比べて著しく低いために、本当にまともな工事ができるのか調査をしますよ、というものです。
つまり、入札する業者にとっては調査基準価格ぎりぎりで入札できれば、確実に工事の受注に結びつくわけです。

しかし、調査基準価格は公表しておらず業者は知りえないはずなのに、何故か調査基準価格より僅か0.05%上回る入札が19年になって急増しており、しかも、それはある一社によるものだというのです。

これは、調査基準価格の情報が漏れているとしか考えられないのですが、当局の答弁は「精密な見積もるによる」というあきれた答弁を繰り返すばかりです。

だいぶ前に熊谷さんからは、そういう調査をしていると聞いていました。地道な調査によってこうした疑惑が判明したことに最大限の賛辞を贈りたいです。

おそらく明日の新聞記事になるので詳細はそちらをご覧ください。


松坂さんは与党議員ということで、たいへん落ち着いた質問をされていました。特に震災時のライフラインの被害状況について、10以上前に旧い予測データしかなく、再調査を行うべきという指摘はその通りだと思いました。


それにしても今日で4回目ですが、何度やっても緊張します。
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2008年03月13日

一般質問1日目

今日から一般質問が始まりました。初日の質問者と項目は以下の通りです。

近藤 千鶴子 議員(公明党)
1 千葉市の観光施策について
2 団塊世代への施策について
3 健康支援施策について
4 がん対策について
5 緑区の諸問題について
(1)泉谷公園の管理について
(2)コミュニティバスの運行について
(3)地区ホールの建設について
(4)公共施設の空きスペースの利活用について

山本 直史 議員(新政ちば)
1 中国製冷凍ギョーザ中毒事件に関する対応と対策について
2 子育て支援について
3 ごみ削減とリサイクルについて

今村 敏昭 議員(民主党)
1 市原組に対する損害賠償請求について
2 ごみ減量に関する啓発活動とその広報について
3 道路狭隘地区の防災・消防・救急態勢について
4 動物公園における飼育動物の死亡事案について
5 職員給与と敬老祝い金のあり方について
6 ガソリン税暫定税率問題が千葉市に与える影響について
7 「2ちゃんねる」小学生殺害予告事件への対応について
8 学校及び保育所等の内外装工事について
9 「きぼーる」が周辺商店街に与える影響について

佐々木 友樹 議員(共産党)
1 住生活と住環境の整備について
2 高等教育の学費負担軽減策について
3 学校適正配置について


近藤議員は元看護師で医療分野にたいへん詳しく、非常に勉強になります。「健康支援施策について」、「がん対策について」は主に妊産婦や乳がん、子宮がんなど女性の健康に関する質問となっていました。

特に小児救急については、昨今、担当医の過酷な労働環境によりなり手がいないということが大きな社会問題となっています。市立海浜病院でも夜間救急診療(夜救診)を行っているのですが、救急の夜間診療にもかかわらず、実態としては64%が翌日の受診でも問題ない患者となっており、医師の過重労働が問題視されます。さらに本来見なけらばならない重症の患者の診察が遅れてしまうという懸念もあります。

とはいえ、親にとって心配であることは変わりありません。そこで、救急にかかる前にまず一度、千葉県の小児救急電話相談を利用されるのがよいでしょう。どう対処すればいいか相談にのってくれます。

小児救急電話へのリンク

山本議員は議会で大きな問題となった話題である「ギョーザ事件」と「特優賃事業に関する借金棒引き」についてでした。

通告内容の「子育て支援」に特優賃事業をねじ込むという荒業で、なるほどそういう手もあったかと思いました。

一般質問は事前に通告した項目の範囲内でしか質問できません。なので世間を揺るがす突発的な問題が生じても基本的には質問できないのですが、事前通告に関連項目があれば、無理やりにねじ込むことができます。

同様に今村議員も今朝の新聞報道にもあった小中学校の修繕工事における随意契約の問題についても、うまくねじ込んでいました。

その今村議員はというと、市長に対する手厳しい追及が最近では議会の名物ともなっているわけですが、今回も鶴岡市長の著書を引用しながら、道路特定財源の一連の言動について強く批判をされていました。

ただ、今日のメインは市長批判ではなく、建築物、公共設備での鉛含有塗料の健康問題でした。過去に千葉市動物公園で飼育していた猿が檻に使われていた鉛含有塗料をかじり死亡したとのことです。そこで子供が利用するような公共設備では鉛含有塗料に注意するよう要望していました。

佐々木議員の質問では、奨学金制度についての質問がありとても勉強になりました。

私は公立大学にいたためか奨学金を受けて通学し、社会人になって毎月奨学金を返済している友人が数多くいます。

政令市によっては独自の奨学金制度を設け無利子で貸し付けをしているところもあるそうです。

最近は公立大学も年々授業料が高くなっている上に、奨学金も削減するという話もあります。確か私が在学中にもそんな話があり、奨学金制度を利用している友人は随分心配していました。

千葉市としては、現状で独自の制度をもうける検討はしてないとのことです。
posted by 鈴木友音 at 18:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

市民参加条例

今日は、昨日行われた各常任委員会の中で特に重要な案件について録音をずっと聞いていました。

本来、会派であればかく議員が分担すればいいものなのですが、いかんせん一人ですから必要であれば全部聞かなければならない状況です。


実は昨日の総務委員会で「市民参加及び協働に関する条例」が可決され本会議に送られました。

この条例をめぐっては千葉市議会始まって以来の珍事が起きました。

「市民参加及び協働に関する条例」は執行部(行政側)が提案したものなのですが、これに対し民主党と共産・ネットがそれぞれ修正案を委員会に提出し、執行部のものと合わせて3本の条例案が審議されるという事態になりました。

もともと市民参加条例は18年度からの5カ年計画の中で市民参加懇談会などを経て策定されたものでした。趣旨としては市民参加・協働の推進をはかり、市民主体の活力あるまちづくりに資するため制定するものです。

民主、共産、ネットが修正案を提出した主な理由は、策定の過程の中で十分な市民参加の機会を設ける努力が足りなかったこと、また内容についても官治主義的であり住民参加の実効性が保障されていない上に、パブリックコメントの手続きばかりが突出しているため市民参加条例としては不十分であるとしたからです。

市民参加、住民自治が言われて久しく、今頃になって千葉市も住民参加の条例を制定というのは遅すぎた感はありますが、一歩前進であることは間違いありません。

3本それぞれの違いについてですが、まず民主党案は執行部の原案を修正して、特に10人からできる政策提案制度を盛り込んだ点、共産・ネット案は、政策提案制度を500人とし、さらに住民投票制度、議会の役割を盛り込んだ点です。

原案については、市のホームページをご覧ください。
http://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/somu/sannkajyoureipabukomekekka.html


テープで委員会のやりとりを聞くと実に活発な議論が行われていて、議会というのは本来こうあるべきだなと強く感じました。

審議の方法は、まず執行部案について説明、質疑、次にネット・共産案の説明、質疑、次に民主案の説明、質疑、最後に3本すべてについて討論、採決ということになりました。
次は本会議にかけれらるわけですが、修正案を出した会派が動議を出す出さないという話があって、どんな手続きで採決が行われるのか見当がつきません。

こういうイレギュラーな事態に対し、私はどう態度を表明したらいいか困っています。

3つともにそれなりの良さがあるし、不十分な点もあります。また、私も修正案を出せればいいのですが、無所属には認められていません。つまり、3つのものにして賛成か反対かしかないわけで、自分なりの考えを表明する手段がないためどちらにしても自分の本意にはそぐわない採決しかできません。

そもそも「自治」とは何かを考える基本的な設計図がない中で条例が策定され、さらに納得いかないと考える条例の修正案となってしまっているため、出した会派も自らの案に100%満足できていないというのが現状です。

全部に賛成するべきか、全部に反対するべきか・・・明日までに決めないといけません。
posted by 鈴木友音 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月11日

保健下水委員会

今日は常任委員会で、17の議案と1つの発議、4つの陳情を審議しました。

この1年間の常任委員会の中で最も議案数も多く、内容にも非常に苦労しました。

結局、議会と言うのは多数決で○か×かで決めるのですが、とてもそんな単純に決められるような問題ばかりではありません。

特に保健下水は福祉という市民生活に一番近い分野を所管しています。それぞれの市民の立場、考えの狭間で常に自分の判断が正しいのかどうかと深刻になります。

それは私だけではなく、どの会派も思い悩んでいるようで、あそこの会派は反対するだろうと思っていたもを賛成したり、その逆もあったりという現象が起きています。

時代は刻々と変わっています。議会も変わらなければいけません。その地殻変動の兆候が少しずつ見えてきた気がします。
posted by 鈴木友音 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月10日

予算審査特別委員会3日目

本日、3日間にわたる予算審査特別委員会が終わりました。
最終日の今日は保健福祉局の予算案に対する審議が行われました。

予算審査特別委員会は、3日間を通して特に意見が多かったもにについて指摘要望事項として執行部に対応を求めます。

私の所属する第2分科会では、
両市立病院の経営・サービスの向上
焼却ごみ3分の1削減のさらなる取組
中心市街地の活性他対策
の3項目が要望となりました。


明日からは常任委員会となります。常任委員会では、19年度補正予算案や条例改正などの議案について審議されます。
posted by 鈴木友音 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

G20記念国際フォーラム2日目

今日は2日目の国際シンポジウムに参加。海外の専門からによる地球温暖化と生物多様性の関係について基調講演が行われました。

昨日と今日と堂本千葉県知事が来て、知事自ら千葉の豊かな自然についてプレゼンテーションをされていました。

千葉県では現在「地球温暖化と生物多様性ちば県戦略」というものを策定していて、間もなく完成します。

私は堂本知事の環境問題に対する見識の深さに感銘を受けると共に、上記の県戦略を市民主導で策定していく手法にも感心させられます。

戦略の策定に当たっては、白紙の段階から専門家らによる委員会で、戦略への提言をまとめるのはもちろん、同時に並行して県民やNPO、市民グループが県内各地でタウンミーティングや県民会議を重ねて市民主体の提言をつくり、両者を融合させるという手法をとっています。

これは「千葉方式」(県の方式であって千葉市にはありません)といって、生物多様性ちば県戦略だけでなく、他の計画策定でも同様です。

戦略の中身も重要ですが、こうした温暖化防止をはじめとした環境保全を行うためには、行政だけではなくあらゆる市民が参加していく必要があります。だからこそ計画の策定段階から市民が主体に参加することで、自らが当事者であるということを意識付けることになり、計画の実行にも大きな力になるのです。
posted by 鈴木友音 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする